ab0141’s blog

肺がんステージⅣを乗り越え『人生を謳歌する』サバイバー日記です

ガンマナイフ治療へ

【時間がない】

実はがん告知された際、脳に転移があることは

知らされていたけれど、転移腫瘍は約3cmで小脳

の神経を圧迫している深刻な状況でした。

T先生は「いつ神経に影響が出てもおかしくありま

せん。Kさんに処方するがんの薬は脳には届きにくい

ため、ガンマナイフという放射線治療が必要

なのですが、当病院では設備がないため、県内の

別の病院を紹介するので、すぐに予約を入れて

ください」と説明した。

私は先生の話を聞き、がん治療に光が見えてきたところ

だったが一瞬にして、死と隣合わせにに自分がいること

を思い知らされた。

病院への予約は妻に一任した。妻は早速翌日、

病院へ電話し私の状況が切迫していることなどをしっかり

伝えてくれた。また、偶然翌週の木曜日に治療できる時間

が空いていた幸運もあり、私は素早くガンマナイフ治療

に入ることができた。

【実は閉所恐怖症】

私は40年以上生きてきて初めて自分自身が閉所恐怖症

であることに気づいた。肺がんの検査の中で、脳のMRI

検査があったのだが、15分くらい経過したとき恐怖感

に襲われ、手元の緊急スイッチを押したのだ。幸い検査

には影響がなく、再検査する必要がなかったが、まさか

自分が閉所恐怖症なんてと思った。ガンマナイフ治療に

関して、調べてみるとやはりMRIのような装置に入ること

がわかり、この閉所恐怖症が治療中に出てしまうのではと

気がかりでした。事前に先生に相談し、全員麻酔で治療を

受けれないか相談するも、それは出来ないとのことだった。

しかし先生は治療中は、何度中断しても問題ないことを

説明してくれたので、私は安心して治療に臨めた。

治療は8月と9月の2回に分けて行われた。1回目の

治療は約40分、2回目の治療は約20分ほど放射線

照射したが、装置は想像していたよりも圧迫感がなく、

1回も中断することもなく終了した。

これで私は脳腫瘍での命の危機から脱することが

できたのです。

 

次回 『治療から1か月後』 に続きます

 

 

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