主治医との出会い
【主治医との出会い】
8月6日(木)私たち夫婦は早朝から紹介された
A病院に向かった。
ここは地域の拠点病院で大きな総合病院であった。
ここで私は主治医となるT先生と出会う。
T先生は私のCT画像を見るなり「腫瘍の隣に動脈が
あります。リンパ節も腫れが見られます。転移の
可能性も十分考えられます。詳しい検査が必要で」
とやや早口で所見を述べた。私はこの時あらためて
自分ががんの可能性が高いことを確信した。
続けてT先生は「Kさんはまだ年齢も若いので1日
でも早く治療に入れるよう努力します。今日今後の
検査日程を全て決めさせていただきます」と言って
様々な検査の日程を抑えてくれた。
私はその対応の速さに信頼感を覚えた。
帰りの車内で妻に「T先生は若いけど一生懸命さが
伝わるし良い先生に当たったと思う」と言ったら、
妻も同意してくれた。
実はこの後、思いもしない病気が発覚することになる。
次回 『肺がん告知』 に続きます。